ニュース - 初！パリオリンピックで紫色のトラックが登場

2024年7月26日（金）19時30分から23時まで、パリ2024オリンピック競技大会の開会式が開催されます。会場はセーヌ川のオーステルリッツ橋とイエナ橋の間です。

2024年パリオリンピック開会式までのカウントダウン

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2024年パリオリンピックまであと1週間を切り、いよいよ開幕します。

世界的に有名なロマンスの街、パリは、紫をメインカラーとして創造的に使用しています。陸上トラックオリンピック史上初。

通常、陸上競技のトラックは赤か青です。しかし、オリンピック委員会は今回、伝統を破ることにしました。関係者によると、紫色のトラックは観客席との鮮やかなコントラストを生み出し、会場とテレビ視聴者の両方の注目を集めることを目的としています。さらに、「紫色のトラックはプロヴァンスのラベンダー畑を彷彿とさせます」とも。

報道によると、イタリアの企業モンド社はパリオリンピックに、総面積2万1000平方メートルに及ぶ2種類の紫色を特徴とする新タイプのトラックを納入した。ラベンダーのような薄紫色は、ランニング、ジャンプ、投擲などの競技エリアに使用され、濃い紫色はトラック外のテクニカルエリアに使用されている。トラックラインとトラックの縁は灰色で塗りつぶされている。

NWTスポーツの新紫色のゴム製ランニングトラック製品

パリオリンピックの陸上競技部長で、フランスの元十種競技選手でもあるアラン・ブロンデル氏は、「紫の2つの色合いは、テレビ放送で最大のコントラストを生み出し、選手を際立たせます」と語った。

世界有数のトラックメーカーであるモンドは、1976年のモントリオール大会以来、オリンピック用トラックを製造しています。同社のスポーツ部門副部長であるマウリツィオ・ストロッピアーナ氏によると、新しいトラックは東京オリンピックで使用されたものとは異なる下層構造を採用しており、「選手のエネルギーロスを軽減」する効果があるとのことです。

英国のウェブサイト「Inside the Games」によると、モンド社の研究開発部門は「適切な色」を最終決定するまでに数十ものサンプルを検証したという。さらに、新しいトラックは合成ゴム、天然ゴム、鉱物成分、顔料、添加剤で構成されており、材料の約50%はリサイクルまたは再生可能素材である。比較対象として、2012年ロンドンオリンピックで使用されたトラックにおける環境に優しい素材の割合は約30%だった。